この話題は、2020年4月6日(月)に天草ケーブルネットワーク㈱ 「あまくさ、日々の話題」にて放送された天草の「#タギる」情報です!
天草の春の風物詩、伝統民芸「とおしもん」の除幕式が4月3日(金)、天草宝島国際交流会館ポルトで行われました。

除幕式には、製作に関わった伝統民芸とおしもん保存研究会など、およそ40人が参加し、中村天草市長らのテープカットとともに今回の作品が披露されました。

「とおしもん」とは、ワラと和紙で作られている人形で、本渡地区に江戸時代から伝わる伝統民芸です。
昭和43年に製作者の不足などにより一旦は途絶えたものの、昭和50年に復活してからは、保存研究会会員によって受け継がれており、本渡中学校伝統工芸部も会員の手ほどきを受けながら毎年製作に携わっています。

今年のテーマは、南北朝時代の菊池地方の武将を題材にした「菊池武重 聖護寺の場」で、1338年、当時の菊池氏当主・武重が、一族の結束を守るため誓約書を作った逸話が元になっています。
この掟を定める際に、武重は菊池山中・聖護寺の大智禅師を訪ねており、内容について伺いを立てている場面が、とおしもんで再現されています。

なお、この「とおしもん」は、天草宝島国際交流会館ポルトで、4月26日(日)午後5時まで展示されるということです。
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